「ロングで勝ったぞ!Vamos!」イラン戦争、終息へ——復興・恩恵銘柄を総まとめ【2026年6月】


はじめに

「上がると信じて買い続けるぞ!」——クリストファー・コロングス

2026年6月14日(米国東部時間)、トランプ米大統領がSNSで発表しました。

「米国とイランが戦闘終結に関する覚書に合意した」

2026年2月28日に米国・イスラエルがイランを攻撃して始まったこの戦争。約3か月半に渡る緊張と混乱が、ついに終息へ向かいます。

高市総理も「事態の収束に向けた大きな一歩」として歓迎。G7エビアン・サミットでも中心議題の一つとなりました。

では——相場は今後どう動くのか?そして「復興」や「終息」で恩恵を受ける銘柄はどこか?キャラクターたちと一緒に考えていきましょう。


① これまでの経緯を振り返る

まず、ここに至るまでの流れを整理しましょう。

時期出来事
2025年6月イスラエル・イラン「12日間戦争」。米国もイランの核施設を攻撃
2026年2月28日米国・イスラエルが再びイランを攻撃。イランはホルムズ海峡を事実上封鎖
2026年3月初旬日経平均が一時4,000円超の急落。原油価格は一時100ドル超
2026年4月7日米・イラン・イスラエルが2週間の停戦に合意。ホルムズ海峡が開放へ
2026年4月17日イランのアラグチ外相がホルムズ海峡の封鎖解除を表明
2026年6月14日米・イランが戦闘終結の覚書に合意

「ボラが来たぞ!計算通りじゃ!」——ボラ・ティリ

約3か月半、相場はこのニュースに翻弄され続けました。まさに「ボラ・ティリ案件」の連続でした。


② 停戦合意で何が変わる?

原油価格が落ち着く

戦争開始時に64ドル台(WTI)だった原油価格は、一時112ドルまで急騰。その後ホルムズ海峡の封鎖解除を受けて80ドル台に落ち着いており、本格的な停戦合意でさらに下落が期待されます。

原油安は日本経済にとってプラス材料です。日本は原油の9割をホルムズ海峡経由で輸入しているため、原油安は物価高の緩和につながります。

リスクオン相場が戻る

停戦への期待が高まった4月8日、原油安・株高・債券高(利回り低下)・ドル安・円高という典型的なリスクオフ解除の動きが同時に起きました。本格的な停戦合意で、この流れがさらに加速する可能性があります。

日経平均はどこへ?

イラン情勢が短期間で終結すれば、高市トレードによる日本株買いに加えて、米国離れによる資金流入も期待されます。この場合は、日本株の米国株に比べた割安感から日経平均株価は2026年年末〜2027年初めにかけて7万円を目指す流れになるという見方もあります。

コロングスなら「新大陸は目の前だ!Vamos!」と叫ぶところですね。


③ 終息・復興で「恩恵」を受ける銘柄

✈️ カテゴリー①:航空・旅行・クルーズ

戦争中に最も売り込まれた業種のひとつが航空・旅行関連です。ホルムズ海峡封鎖による燃料費高騰・中東航路の迂回が直撃していました。

停戦→原油安で、コストが正常化します。

日本株

  • ANAホールディングス(9202):燃油サーチャージが下がれば旅客需要回復期待
  • 日本航空(9201):同上。中東路線の正常化も追い風
  • エイチ・アイ・エス(9603):旅行需要の本格回復期待

米国株

  • カーニバル(CCL):世界最大規模のクルーズ船運航会社。開戦以来大きく売り込まれているが、業績自体は悪くなく、停戦後の株価の急反発が期待できます。
  • サウスウエスト・エアラインズ(LUV):北米を中心とした格安航空会社。同様に開戦以来の下落から急反発が期待されます。

🛢️ カテゴリー②:原油安の恩恵を受ける内需・消費関連

原油安は「コスト低下」として、幅広い内需企業の収益改善につながります。

  • 陸運各社(ヤマトHD・日本通運):燃料費下落で収益改善
  • プラスチック・化学品メーカー:ナフサ価格の低下でコスト改善
  • 小売・外食:物流コスト低下で利益率改善期待

🚢 カテゴリー③:海運——要注意、逆風に転じる可能性も

戦争中に恩恵を受けた海運株は、停戦で「逆回転」する可能性があります。

海運業は、原油タンカーや石油化学製品を輸送するタンカーの運賃が上昇し、コンテナ船も供給抑制や消費財の在庫積み増しのインセンティブからスポット運賃が上昇したため、戦争中に相対的に選好されていました。

ホルムズ海峡が正常化すれば、迂回ルートが不要になり、タンカー運賃は下落します。

  • 日本郵船(9101)・商船三井(9104)・川崎汽船(9107):停戦後は利益確定売りに注意

利確は「売り時を見極めること」——笑福亭利確の出番です。

「よっしゃ利確や!含み益は夢まぼろしや〜!」——笑福亭利確


🏗️ カテゴリー④:イラン復興インフラ関連

中長期的な視点では、イランの「復興需要」が注目されます。ただしこれは時間軸が長い話であることを念頭に。

  • プラント・エンジニアリング各社(日揮HD・千代田化工建設・東洋エンジニアリング):中東インフラ復興での受注期待
  • 鉄鋼・建設資材メーカー:復興需要での需要拡大期待

ただし制裁解除や政治的プロセスが前提になるため、投資時間軸は数年単位で考える必要があります。


📉 カテゴリー⑤:停戦で「剥落」する銘柄

戦争中に上昇した銘柄は、停戦で売り材料になることも。

  • 防衛関連(三菱重工業・川崎重工業・IHI):地政学リスクプレミアムの剥落
  • 金・金鉱株:有事の金買いが後退
  • 石炭関連(住石HD・JERA):エネルギー緊急調達需要の一服
  • 住友金属鉱山:イラン情勢をめぐる地政学リスクの高まりによる金価格の上昇を背景に買われていましたが、停戦で金価格が下落すれば逆風になります。

「含み益は夢まぼろしや〜」——笑福亭利確

上がった銘柄こそ、利確タイミングを見極めることが大切です。


④ 注意点——「覚書合意」はゴールではない

「まだ大丈夫ですよね…」——シャイナ・ロスカット

今回の停戦合意が、より長期的な停戦につながるか否かは不明です。中東情勢は歴史的・宗教的な対立関係も背景にあり、根本的な解決は困難と考えられます。

高市総理も「覚書の内容が確実に実行されることが重要」と念を押しています。

さらに懸念すべき点は:

  • 核問題の最終合意はまだこれから
  • イスラエルの動向が不透明
  • 停戦後もインフレ圧力は残存する可能性(原油が64ドル台には戻らない見通し)
  • 相場は「停戦期待」をすでに一定程度織り込んでいる可能性

「コツコツ…ドカン?」——シャイナ・ロスカット

「停戦ニュースで急騰した銘柄を高値で買って、その後の反落でやられる」という典型的な失敗パターンに注意が必要です。


まとめ

✅ 6月14日、米・イランが戦闘終結の覚書に合意。3か月半の戦争がいよいよ終息へ
✅ 原油は112ドルの高値から80ドル台に落ち着き、停戦合意でさらなる下落も
恩恵銘柄:航空・旅行・クルーズ、内需・消費関連、中長期ではプラントエンジニアリング
逆風銘柄:海運(運賃下落)、防衛・金・石炭(地政学プレミアム剥落)
✅ ただし「覚書=完全終結」ではなく、相場は織り込み済みの部分もある
✅ 急騰銘柄への飛びつき買いはリスク大——ロスカットラインを決めてから参戦を


キャラクター停戦相場への一言
笑福亭利確「急騰したら即利確や!含み益は夢まぼろしやで!」
ホールド・ロイド「信じてHold!でも根拠のある銘柄だけさ!」
シャイナ・ロスカット「飛びつき買いは危険…ロスカットラインは必ず決めて」
ボラ・ティリ「停戦後もボラは高い!波を読まずに乗るのは禁物じゃ」
コロングス「新時代の幕開けじゃ!復興に向けてロング!Vamos!」
金難平「下がったらナンピン…でも資金管理は大事ヨ」

「新大陸は、信じて進み続けた者だけが辿り着ける——停戦後の相場も同じだ。Vamos!」
——クリストファー・コロングス


※本記事は2026年6月時点の情報をもとに作成しています。投資は自己責任でお願いします。
金融漫遊記 〜世界の投資家たちの日常〜

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