はじめに
「また下がった…ナンピンするヨ」
金融漫遊記へようこそ!
今日は涙をボロボロ流しながら、それでもしっかり書類を握りしめている男、**金難平(キム・ナンピン)**の登場です。
黒スーツにびしっと決めているのに、なぜかいつも泣いている……そんな彼が「難平(ナンピン)」という投資テクニックについて教えてくれます!
「ナンピン」って何?まず結論から
ひとことで言うと……
「買った株が値下がりしたときに、さらに買い増しして、平均の購入価格を下げること」
です。
「難を平らげる」と書いて「難平(なんぴん)」。なんとも力強い名前ですね。でも、これがなかなかクセモノなんです……
具体的にイメージしてみよう
🇰🇷 ナンピンの例
難平は1株1,000円のA社株を100株買いました。(合計100,000円)
しばらくして、A社の株が800円に値下がりしてしまいました。
「また下がった…でもナンピンするヨ!」
そこで難平は800円の株をさらに100株買い増しします。(さらに80,000円)
さて、この時点での状況を整理してみましょう。
| 1回目の購入 | 2回目の購入 | 合計 | |
|---|---|---|---|
| 購入価格 | 1,000円 | 800円 | — |
| 購入数 | 100株 | 100株 | 200株 |
| 合計金額 | 100,000円 | 80,000円 | 180,000円 |
200株を180,000円で持っているので、平均購入単価は900円になりました!
もともと1,000円で買っていたのに、ナンピンしたことで平均単価が100円も下がりました。
これのどこがいいの?という話ですが……
株価が950円まで回復したとしましょう。
- ナンピンなしの場合:100株 × (950-1,000) = -5,000円の損失
- ナンピンありの場合:200株 × (950-900) = +10,000円の利益!
そう、ナンピンをしていれば、まだ1,000円まで戻っていなくても利益になるんです。
だから難平も叫びます。
「ナンピンで勝ったヨ!」
ナンピンの「危険な顔」も知っておこう
ここまで読むと「ナンピンって最高じゃん!」と思うかもしれません。
でも待ってください。難平が涙を流している理由、わかりますか?
😢 リスク① お金がどんどん必要になる
株が下がるたびに買い増しするので、軍資金がどんどん必要になります。
- 1回目:10,000円
- 2回目:8,000円
- 3回目(さらに下がったら):6,000円
- ……
底なし沼になる可能性があります。
😭 リスク② 会社が倒産したら全滅
「下がってもいつかは戻るはず!」という前提でナンピンしますが……もしその会社が倒産したら?
買い増した分だけ損失が膨らみます。1回だけ買っていた場合よりもはるかに大きなダメージに。
😰 リスク③ 「下がり続ける」こともある
「平均単価が下がらないヨ!」と難平が嘆くように、株価がなかなか思ったように動いてくれないこともあります。
ナンピンは「いつか戻る」という信念が前提。その信念が外れると……
ナンピンが向いているケース・向いていないケース
✅ 向いているケース
- 長期的に価値が上がると確信している、安定した大企業の株
- 積立投資(毎月一定額を買い続けるスタイル)
- 余裕資金で行っている投資
❌ 向いていないケース
- 経営が不安定な小さな会社の株
- 借金(信用取引)を使った投資
- 「絶対に損できない」お金での投資
まとめ
✅ ナンピン(難平買い)=値下がりした株を買い増して、平均購入単価を下げること
✅ うまくいけば、元の価格に戻らなくても利益になる
✅ でも資金が尽きたり、さらに下がり続けるリスクもある
✅ 「いつか戻る」という根拠のある銘柄にだけ使おう
「ナンピンは世界を救うヨ!……でも財布は救えないかもしれないヨ」
——金難平
次回予告
次回は黒いシルクハットにステッキを持ったお金持ちの紳士、チャールズ・スワップリンが登場!
「今日はスワップが3日分さ!」というセリフの意味、気になりませんか?
金融漫遊記 〜世界の投資家たちの日常〜
※本記事は投資を勧めるものではありません。投資は自己責任でお願いします。


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